お問い合わせで時々いただくのが、
「うちの子は小学生ですが、CTP絵本は簡単すぎるでしょうか?」
「園児にCTP絵本は物足りないでしょうか?」
などの難易度についてのお問い合わせがあります。
難易度は、どこまで教えるのか、によります。
聞き流して終わりなら、レベル2を赤ちゃんでも全然OKです。
が、まねていうなら発語、歌が歌えるようになってから。
Mum’お勧めの、
目的語を絵辞典で置き換えて、どんどんパターンプラクティスするなら3歳、4歳、以降。
パターンプラクティスで作った文を書くことろから、自分の英語として使うなら年長以上から、などとお勧めしています。
また、以前からCTP絵本を中学の文法使用例として使う、ということもお勧めしています。
はい、
そうなんです。
全然簡単すぎることはないです。
ただ、使い方で難易度が変わるので(これもずっとお伝えしていますが)使い方次第なのです。
たとえば、
CTP絵本4冊パックの一番最初、
「How to Make a Mudpie」の基本文は、
”You need some〜.” です。
聞くだけ、まねるだけ、パターンプラクティス、応用して発表などなら簡単ですが、
もし、
この絵本を使って中学生に授業をするなら、
塾の一コマ、90分を使ってもやっと練習問題が終わるかどうかですね。
大人でも会話で、よく間違う要素が入っているんです。
可算名詞(数えられる名詞)、
不可算名詞(数えられない名詞、物質など)、
そして、不規則な複数形、です。
ある意味、英語と日本語の違いを教えるのに最適な1冊ですね。
英語の不可算名詞で厄介なのは、数えられるようすることができる、こと。
(ここでは出てきませんが・・・)
あれですよ、
cake は数えられないけど、一切れ、二切れなら数えられるし、
(この場合もcake は、cakesにはならず、何切れの方が複数になりましたね。)
たとえば、
カフェで、「今日のケーキはどんなのがありますか?」と聞いて、
今日は「今日は三種類ありますよ。」という時は、数えられるわけです。
ああ、もう、面倒になってきましたよ。
不可算名詞を数えられるようにする、とか、
数える方法をレッスンしたら、もう、どのくらいかかるんだ・・・というレッスンプランになるでしょう。
もちろん、
それは高校入試でも「ここ大事!」と言われるポイントです。
本文には、「You need some leaves.」が出てきますが、
複数形は形が変わる、child-children などど同じ重要単語です。
同じ変化をするナイフは、意味が微妙なので最近見かけません。
というように、文法事項から学ぶCTP絵本はかなりの難易度ですよ。
普通に、三人称単数とか、過去形とか、疑問詞とか ありますからね。
CTP絵本で文法しっかり、という方向で使ってもらえるようにしたいと思っています。